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クレジットカードのキャッシング利用歴は住宅ローン審査に影響する?

更新:2022年2月7日

住宅ローン

住宅ローンを組む際は、高額な資金の融資を受けるということで他の借金やお金周りの心配はつきものですよね。

クレジットカードの「キャッシング」を使ったことがあると、その利用歴のせいで住宅ローンに悪影響があるのか心配になってしまいますよね。

今回は、そんな「キャッシング」と「住宅ローン」の関係について解説します。

住宅ローンとキャッシングの関係について知り、借りる時に不安のないように対策しましょう。

クレジットカードのキャッシング利用歴は住宅ローン審査に影響する

クレジットカードのキャッシング利用歴が住宅ローンに影響するかというと、厳密に言えば「ある」と言えます。

さらに言うと、利用歴がなくてもキャッシング枠が設けられているだけで、なにかしら住宅ローンの「借り方」に影響は受けると思って良いでしょう。

とはいっても、「キャッシングを使うような人は信用できない!」という意味ではなく、キャッシング枠の大きさによって返済のやり方が変わる可能性があったり、返済金額に影響があったりすることで、最終的に借りられる金額が下がってしまう可能性があるということです。

また、キャッシングだけではなく、当然借りたお金を返していないなどのトラブルを抱えている場合は悪影響がありますので、注意が必要です。

キャッシングとは少し話は変わりますが、クレジットカードのショッピング枠自体も「お金を借りている」ことには変わりませんが、普通に翌月一括支払いでつかっていっている分には全く問題ないので、安心してくださいね。

クレジットカードのキャッシングが住宅ローンに影響する理由

クレジットカードのキャッシング利用歴、もしくはキャッシング枠がどのように住宅ローン審査に影響するのか、具体的に見ていきましょう。

また、ここでご紹介した「キャッシング」での影響例以外でも、お金を借りるという行為は少なからず住宅ローンには影響がある、もしくは住宅ローンが影響してお金が借りづらくなることもありますので、頭に入れておいてくださいね。

POINT

  • 返済比率にキャッシング枠の大きさが関係する
  • キャッシングだけではない!クレジットカードの「信用情報」が重要

1.返済比率にキャッシング枠の大きさが関係する

キャッシング枠を使っていてもいなくても、キャッシング枠が50万円あればその50万円はいつでも借りられることから、住宅ローン審査においては50万円が「すでに借りられている」と判断されるため、「返済比率」というものに影響があります。

返済比率とは、年収に対してどの割合で返済するかという比率のことで、例えば審査で認められた(貸しても良いと判断された)返済比率を20%とすると、年収500万円の方では年間に100万円の返済までが認められたことになります。

しかし、クレジットカードのキャッシング枠で合計50万円あったとすると、住宅ローンで年間に返せる金額は50万円となり、35年ローンを組んだとしても、単純計算で(利子は無視して計算して)たったの1,750万円しか借りられません。

このことからわかるように、使っていないキャッシング枠を無駄に保有していると住宅ローン審査で不利になりかねないということですね。

2.キャッシングだけではない!クレジットカードの「信用情報」が重要

キャッシングの利用歴が直接住宅ローンに影響するのは、「信用情報」が審査時に確認されるからです。信用情報は別名クレジットヒストリー、クレヒスとも呼ばれており、ローンやクレジットカード、キャッシングなどの「信用取引」をする際に必ず確認される情報です。

信用情報に傷があれば住宅ローンは借りられない

キャッシング利用歴そのものが住宅ローン審査に悪影響があるということはありませんが、キャッシング利用歴のなかに、長期延滞や頻発した支払い忘れ、または債務整理の履歴など、信用情報に傷がある場合は住宅ローンが借りられなくなる可能性が高いです。

クレジットカードの履歴に関して言えば、CICという情報機関に登録されますので、CICが金融事故の情報を保有する5年間はローン審査に通るのは厳しいと考えましょう。

逆に言えば、5年よりも前にそういった金融事故を起こしていたとしても、それ以降のクレヒスがまっとうなものであれば問題ないと言えます。

普通に考えれば、過去に借りたお金をきちんと返さない記録がある人にお金を貸したくないのは当然ですよね。キャッシングがどうというよりも、そういったお金の貸し借りの基本的な部分さえ守っていれば(借りたお金をきちんと期日までに返済していれば)、利用歴があっても全く影響はないので気にしなくても大丈夫です。

1回だけのうっかり支払い遅れならなんとかなることも

信用情報(クレヒス)は住宅ローン審査に大きく影響するということが分かったと思いますが、では「1回のみ」うっかりと支払い忘れをしてしまった履歴も影響があるかというと、答えはイエスともノーとも言えます。

例えば、クレジットカード会社が普段優良顧客としている方が、うっかり講座にお金を入れ忘れており、連絡したらすぐお金を振り込んでくれたようなケースでは、クレヒスに記録を残さないケースもあります。この場合はそもそもクレヒスに履歴が残らないので全く影響はありません。

一方で、1回だけの支払い遅延の履歴が残ったとして、それだけで住宅ローンが使えないかというと、担当者や取引先の銀行次第とも言えます。

例えば、身内に不幸が重なりうっかり支払いのタイミングを忘れていたなど、はっきりとした理由付きで住宅ローン担当の方に説明すれば、その他の審査条件さえ良ければ見逃してくれるかもしれません。実際に住宅ローンの審査関連の体験などを見ると、そういった口コミも存在します。

たまたま厳しい担当さんに当たってしまった場合はその限りではないかもしれませんが、1回だけの支払い遅延があったからといって即座にNGという訳ではありませんので、1か所がダメでも別の銀行に相談してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードのキャッシングを住宅ローンに影響させない方法

クレジットカードのキャッシング枠、キャッシング利用歴を住宅ローンの審査に影響させないためには、どんな対策ができるかをここで3つ解説します。

あくまでも、ここで説明するのはクレジットカードの「キャッシング」に関してだけですので、キャッシング関係をきれいにしておいても、他の信用取引でNGなことをやらかしてしまっているような場合は審査落ちする可能性大ですので、肝に命じておいてください。

POINT

  • キャッシング枠を0円にする
  • クレジットカードのキャッシングを使わない
  • 最低限の枠を残し、使うなら「きれいに」使う

対策1.キャッシング枠を0円にする

すぐできる、かつ最も効果的な対策は、キャッシング枠をなくしてしまうことです。キャッシング枠をなくしてしまえば、過去の取引状況は置いておくとして、現時点での返済比率などへの影響はなくせます。

ただし、キャッシング枠を一度0円にしてしまうと、いざ再び利用しようとした時にはキャッシング枠のための審査を受けなくてはいけないので、使えるようになるまでに時間がかかります。

使う予定がある方は、対策3の「最低限の枠を残す」というやり方がおすすめです。

対策2.クレジットカードのキャッシングを使わない

クレジットカードの返済比率への影響は無視するとして、取引履歴の傷などの影響をうっかりでも残さないようにするには、そもそもキャッシング枠を使わなければいい話です。

使わないなら枠自体も必要ないと感じる方は対策1だけでOKですが、いざという時にそなえ、念のために枠を小さくしたくないという方なら、できるだけ「使わない」というのができる対策です。

対策3.最低限の枠を残し、使うなら「きれいに」使う

クレジットカードのキャッシングはよく使うけれど、できるだけ住宅ローンへの影響はなくしたい!という方にオススメなのが、普段使いたい最低限の枠まで金額を下げ、キレイに使う方法です。
使うなら引き落とし日や金額には十分に注意し、未払いを発生しないように気をつけ、利用履歴を「きれい」に保ちましょう。

ちなみにですが、住宅ローンを借りる直前に延滞してしまい、まだ払っていないなんてことをしでかすと、ほぼ確実に審査には通らないので、十分注意してくださいね。

まとめ

住宅ローンを気兼ねなく借りたいならキャッシング枠はゼロにしよう

住宅ローンを組もうとした時に、クレジットカードのキャッシングを利用したことがある方は「キャッシング利用歴」が住宅ローン審査に影響がないかを心配することもあると思います。

キャッシングの利用歴は、普通に借りてきちんと返しているような方であれば悪い影響はあまりないと言えますが、キャッシングは枠があるだけで返済比率への影響があるため、キャッシング枠のせいで借りられる住宅ローンの金額が下がってしまう可能性もあります。

キャッシングに限らず、延滞や債務整理などの信用情報のキズは確実に住宅ローン審査を不利にするのでそういった事態を引き起こさないように注意が必要ですが、今回ご紹介した対策をとり、できるだけキャッシングの影響が少なくなるようにしましょう。

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