クレジットカードの審査内容~審査で注意するポイント

クレジットカード申込のコツ 更新:2018年10月4日 公開:2017年4月21日695 view

悩む女性

今回はクレジットカード初心者に向けて、クレジットカードの審査内容をやさしく解説していきます。クレジットカード発行会社は一体どのような項目をチェックして審査通過の可否を行なっているのでしょうか。

中にはクレジットカードの種類によっては、審査基準が非常に甘く誰でも取得できるカードも存在します。しかし、審査内容やその仕組みを詳しく理解しておくことで、今後ステータスの高いクレジットカードを取得する時に必ず役立ちます。ご自身の希望するクレジットカード取得に向けて、少しでも審査内容の理解を深めていきましょう。

クレジットカード審査内容の基本となる3Cとは?

クレジットカード審査内容の基本となる考えは「3C」と呼ばれています。これは、Cから始まる3つの英単語の頭文字となっていて、クレジットカード審査内容の重要な指標となります。

3C
Capacity(キャパシティー) 資力、返済能力
CCharacter(キャラクター) 性格、返済意思
CCapital(キャピタル) 資産、財産

このような、3つの「C」から始まる大きなカテゴリーがあり、それぞれに紐付く審査内容があります。具体的な審査項目を見ていきましょう。

Capacity(キャパシティー)

経済力がある優秀な人物

「資力や返済能力」の判定ポイントとなります。いわばクレジットカード申込人の基本情報となる項目です。経済力がある優秀な人物であれば、高いステータスのクレジットカードが取得しやすくなります。

年齢

ステータスの高さやクレジットカード発行会社の規定により、基準となる年齢が異なります。

一般的には、年会費無料〜2,000円程度のカードであれば18歳以上や20歳以上から発行が認められ、年会費10,000円〜のステータスの高いカードは、27歳以上などの条件が付く場合があります。クレジットカード初心者向けの審査基準の甘いカードでは、20歳以上であれば確実にクレジットカード発行対象者となるでしょう

年収

クレジットカード払いは、言い換えるとカード発行会社から借り入れを行うことです。もちろん翌月に支払う義務があるので、経済的な返済能力がある人にしかカードを発行しません。

また、ゴールドカードやプラチナカードなどのステータスが高いものは、年収500万円以上などの条件があります。しかしながら、年会費が安い一般カードであれば、安定した収入さえあれば年収150万円でも十分に審査を通過できます。

ただし年収が低いと、毎月の利用額の上限(=ショッピング枠)も低くなり、10万円〜20万円程度に抑えられる傾向にあります。もちろん年収以上の返済能力はありませんので、ショッピング枠の減額は当然と言えるでしょう。

雇用形態

長期的にみて安定していると判断される「正社員」が最も有利となります。それらに、次いで「契約社員」、「派遣社員」「フリーターや自営業」という順になります。

「自営業」にカテゴライズされる幅が広く、年収や営業年数にも大きな違いが出るので一概には言えませんが、「外部の人間から自営業の経営状況が見えにくい」ため、クレジットカード審査には不利に働くこともあります。

勤続年数

次に紹介する「キャラクター」に通じる部分もあります。同じ会社に長く勤めている人ほど「真面目」と判断され、社会的な信用度が高まりますよね。しかしながら、近年では「定年まで同じ会社で働く割合」も低下傾向にあるので、以前ほどは重要視されていません。しかしながらステータスの高いカードであれば、5年や7年といった勤続年数がないと審査で落とされる可能性も高いです。

いくら審査基準の甘いカードだとしても、せめて3ヶ月以上は確保しておきましょう。ただしこれが原因で審査落ちしてしまうと、この後で詳しく説明するクレヒスにも「審査落ち履歴(=成約情報がない)」が残るので、次回のクレジットカード審査では不利となってしまうのです。

これらのリスクを回避するためにも、ギリギリ審査通過を狙うのではなく、半年〜1年の勤続年数を確保し、ある程度の余裕を持ってクレジットカードを申請するようにしましょう。

勤め先と職業

もちろん安定した勤め先が最も有利となります。大企業勤務や医師、弁護士、パイロット、国家公務員など、社会的地位の高い人ほど審査に有利となります。しかし、一般的な中小企業勤務のサラリーマンでも十分にゴールドカードなどのステータスカードを狙えます。近年の不況の影響から、審査基準も昔に比べて緩やかになっており一般的な中小企業の勤務であれば、規模の大小はあまり気にする必要は無いでしょう。

またフリーターの方で格安カードを希望する場合は、勤め先や職種などはあまり重視されません。この場合は、勤め先よりも「年収」や「勤続年数」を中心に審査が行われることが多いです。

Character(キャラクター)

男女サラリーマン

主に「返済意思」があるかを審査されるポイントです。しかし、「支払う意思があるかを審査される」って、なんだか不思議ではありませんか? 「支払いますか?」「はい、もちろん支払います」と堂々と嘘をつけそうなものですが、そう単純な仕組みではありません。では一体どのように支払う意志の審査を判断されるのでしょうか。

クレジットヒストリーで支払う意思の高さを見られる

クレジットヒストリーとは「信用情報」のことを指し、よく略して「クレヒス」と呼ばれているものです。クレヒスとは、今までクレジットカードの「発行履歴」や「借り入れ履歴」、「支払履歴」など、借り入れに関する情報が記載されている個人情報となります。このクレヒスには支払履歴が残り、滞納や未納に関するトラブル履歴も記録されています。わかりやすく表にまとめました。

クレジットヒストリーの残る履歴とは?
  • 債務履歴情報(自己破産など)
  • クレジットカード発行履歴
  • クレジットカード審査落ち履歴
  • 借入金額履歴
  • 残債額
  • 支払履歴
  • 滞納履歴
  • 未納履歴
  • 多重申込み履歴
  • 消費者金融での利用履歴(借入額、残債額、支払状況を含む)

これらの情報は、クレジットカードに特化した履歴を保有している信用情報機関「CIC」と、消費者金融の履歴に特化した「JICC(日本情報信用機構)」、銀行ローン履歴に特化した「全国銀行協会」の3つの機関が、お互いに情報を共有し合って保有しています。何かしら支払い時にトラブルが発生してしまうと、すぐに3社間で情報が行き渡ってしまうということです。

上記の表を見て分かるように、クレジットカード利用履歴やローン履歴に関してのマイナス要素が記録されているのです。支払履歴のクレヒスは下記のようなマークが付けられ、ひと目で確認できるようになっています。

クレヒス内の記号 内容
請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった
請求額の一部が入金された
利用者以外から入金があった
利用者の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)
利用者の事情とは無関係の理由で入金がなかった
入金されておらず、理由もわからない
利用が無い
空欄 クレジット会社等からの情報更新が無い

これらの記号が毎月ごとに記録されます。また、優秀なクレヒスとは毎月「$」が並んでいる状態で、評価の下がる悪いクレヒスでは「A」の未払いや、「P」の一部入金など、支払いが滞っている記号が残されているものとなります。

また、クレヒスには直近2年間の支払履歴が残りますので、過去に支払いトラブルがあった人は「支払いトラブルのあった翌月から2年後」以降に、クレジットカードの申請を行う方法がベストでしょう。

自己破産したら5年履歴が残る

もちろん自己破産などの債権整理を行なった場合も、クレヒスに履歴が残ります。クレジットカード審査時のクレヒスに特に重要となるCICやJICCでは5年間履歴が残り、その間はブラック認定されるのでクレジットカードの発行が難しくなります。

クレヒスの履歴と支払い意思が紐付けられる

このように、クレヒスの支払い履歴に「$」が続くような人ほど支払い意思の高さが認められ、反対に「A」などの未納の履歴などある人は支払い意思の高さは認められません。ですから、クレヒスに傷があれば審査時のハードルが高くなるので、クレジットカード利用の際には十分に注意する必要があります。

Capital(キャピタル)

資産や財産

「資産や財産」を判定されます。例えば大財閥のご子息など、大きな財産があれば審査がかなり有利に働きますが、一般的なレベルでの資産であればキャパシティーやキャラクターほど重要視されないのが現状です。

住居

持ち家や分譲マンションを所有していれば評価が高くなり、次いで賃貸マンションや社宅、公営団地の順で評価されます。また、持ち家の場合は、住宅ローン残高についても審査対象となります。もちろん残高が少ないほど審査時に有利に働きます。

居住年数

持ち家、分譲マンションの場合は固定資産となるのであまり居住年数は問われません。賃貸であれば、1年未満の場合に審査が不利に働く場合もあるようです。しかしながら、この項目については、あまり気にしなくても問題ないでしょう。

クレジットカード審査は3Cの項目で判断される

このように、これらのキャパシティー、キャラクター、キャピタルの各項目で、クレジットカード申込者の経済状況が把握できるので、それぞれの各項目が審査内容になります。一つでもマイナスになる要素が含まれていれば、審査ハードルが極端に高くなってしまう傾向にありますが、一般的に普通の使い方をしていて優良なクレヒスが残っていれば通常は問題ありません。

クレジットカード審査を通過しやすくする方法とは?

先にお伝えすると、審査の基準を下げて審査に通りやすくする方法は残念ながらありません。しかし、下記の項目を守ればクレジットカードの発行の可能性は高まるでしょう。

クレヒスは綺麗な状態を保つこと

クレヒスは審査時にとても重要な項目となります。先ほどもお伝えしたように、支払い履歴のトラブルがクレジットカード審査の難易度を高めてしまいます。当たり前の事ですが、クレジットカード利用などで借り入れを行なった場合は、必ず真面目に返済しましょう。

30歳以上でクレヒス履歴が無い人は、スマホ分割払いでクレヒスを積み上げよう

もちろん今まで借り入れに関する手続きを行なった事が無い人は、クレヒスの履歴に何も記録されておらず、真っさらな状態です。社会人になりたての方など、若い人でクレヒスが無い状態であれば、特にマイナス評価はされませんが、30歳以上でクレヒスが無い方は間違いなくマイナス評価を受けてしまうでしょう。

この理由は単純で、クレヒスの項目でお伝えした「自己破産5年後にはクレヒスが真っさらになる」ことに起因しています。

JCBが発表した2015年度のクレジットカード保有率は84.0%です。さらに20代の保有率は72.9%となっており、30代以上で考えると90%弱の方がクレジットカードを保有していることになります。これらの要因から、「普通の30歳以上の人は皆クレジットカードを保有している」と見なされてしまい、クレヒスが無いと「自己破産5年後の状態になっている」と疑いがかけられてしまいます。

スマホ分割払いで優秀なクレヒス履歴を残せる

実はスマホの分割払いでも、毎月キチンと支払えば優秀なクレヒス履歴が残せます。これは、分割払いという名の「借り入れ」を行なっているからです。

もし、30代以上でクレヒスが無い人や自己破産5年後の人でクレジットカード発行を希望する人は、スマホ分割払いを2年間利用することで、優秀なクレヒスへと積み上げられます。このように地道にコツコツと支払いと続けていくことが、クレジットカードを発行する一番の近道となるでしょう。

ご自身に合うステータスのクレジットカードを選ぶこと

もしあなたが「フリーター」で年収150万円程度であれば、年会費が高いゴールドカードなどの発行の審査通過は難しいでしょう。また年収1,000万円以上ある方で、年会費無料の格安クレジットカードを利用していると、状況によっては恥ずかしい思いをする場合もあるでしょう。ご自身のステータスとクレジットカードのステータスがうまく合わされば、付帯サービスを最大限に利用できると言っても過言ではありません。

例えば年収の高い人は、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードなどを発行しておけば、「高級レストラン無料利用」や「プライオリティ・パスなどの空港ラウンジの無料利用」、「高い補償額の旅行保険」「高いマイル還元率」など、ステータスに合わせた特典がうまく活用できます。年収の低い方は、ポイント還元率の高い年会費無料のクレジットカードを発行すると、お得な節安生活をすることも可能です。

このように、ご自身のステータスをよく知り、それに見合うクレジットカードを発行することをおすすめします。どのクレジットカードにするか、発行に悩んでしまう場合はご自身の年収を基準にベストな一枚を選んでみるのも良い方法ですね。

クレジットカード審査申請時に注意する3つのポイント

Check

審査内容や審査基準について詳しく見てきましたが、次は実際にクレジットカードの申請する場合に注意しておく3つのポイントについて見ていきましょう。また、インターネットからの申し込みであれば30分以内に申請完了でき、最短1週間程度で手元にクレジットカードが届くのでおすすめの申請方法です。

1.インターネット申請時は必ず記入ミスが無いようにしよう

最近ではインターネットからの申請方法がほとんどです。今までは申請用紙に手書きで記入していましたが、それらの本人情報の項目をパソコンやスマホから入力していく方法に変わってきました。とても簡単で、「氏名」「年齢」「住所」「勤め先」「年収」などの基本情報を入力するだけです。ただし、絶対に間違った内容を記入しないでください。間違った内容をうっかり入力してしまうと「虚偽」だと判断されてしまい、審査が通らないことや、最悪の場合にはブラックリストに載ってしまう可能性もあります。入力した内容は、急がずにもう一度ゆっくりと確認しましょう。

2.本人確認書類の画像を用意しておくこと

本人情報の入力が終わると、次に「本人確認書類」をインターネットでアップロードする必要があります。本人確認書類とは「免許証」や「保険証」が一般的ですね。もちろん、手元にある原本はアップロードできないので、スマホやデジカメでそれらの写真を撮るか、スキャンして「画像データ」にする必要があります。この時に注意しておくことは、インターネット申請時は「入力開始から申請完了までの時間」が決められていることです。セキュリティの観点から通常は30分程度のタイムリミットがあり、その時間内で入力完了まで進める必要があります。

時間内に慌てて画像データを用意してしまうと、意図せずデータに不具合などが出てしまう可能性も考えられます。データ不備の状態で申請を行うと、再度申請が必要となったり、審査落ちしてしまう場合もあります。このため、前もって「本人確認書類(=運転免許証など)の画像」を準備しておくと良いでしょう。

3.引き落とし先の銀行口座番号も手元に控えておくこと

この項目も先ほどの「前もって本人確認書類の準備をする」のと同じで、インターネット審査の後半部分で「引き落とし先の銀行口座番号」の入力画面になります。入力を進めていく中で手元に銀行口座番号の控えがないと、あたふた探している間にタイムリミットとなってしまう可能性があります。タイムリミットになるとせっかく入力した内容が消えてしまうので、銀行口座番号も事前に手元に控えておきましょう。

まとめ|審査内容を理解することで、必ずクレジットカードは発行できる

クレジットカード

今回はクレジットカードの審査内容である「3C」を重点的に解説していきました。この3Cの「キャパシティー」「キャラクター」「キャピタル」について、理解が深まったことと思います。クレジットカードとこれらの「3C」との関係性を掴んでおくことは、必ず希望するクレジットカード申請の時に役立ちますので、今後忘れてしまった項目が出てきた場合は再度このページを読んで役立ててみてください。

今後のキャッシュレス化の流れも見据えて、早めにクレジットカードを発行しておくのが賢い選択です

近年ではインターネットセキュリティの脆弱性をついたクレジットカード情報漏洩事故などが世間を騒がせており、漏洩リスク回避のためクレジットカードの利用を控えている方がいるのも事実です。

しかしこれからは、インターネットセキュリティがより強固となることが予想されており、既に欧米から始まっているフィンテック革命によって、日本にもキャッシュレス社会が来るという見方もあります。現実に北欧のスウェーデンではかなりキャッシュレス化が進んでおり、首都のストックホルムでは、電車やバスの公共機関でさえも現金がほとんど使えず、なんとホームレスが販売するビッグイシューまでもがクレジット決済になっています。これらの状況を考えてみても日本のキャッシュレス化への向きには現実味があり、徐々にクレジットカード必須の時代となって行くでしょう。もしまだクレジットカードを所有していない方は、今後の社会変化も見据えて、今のうちに発行しておく方が賢い選択だと言えます。

コツさえ抑えればクレジットカードの発行は全く難しくありません。ぜひこの記事を参考にしながら、ご自身のステータスに見合うクレジットカードの発行を検討してみてはいかがでしょうか。

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